川上喜朗
1993 | 日本
1993 東京生まれ
2018 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻 卒業
2020 東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻 修了
私は作品制作において、男なのか女なのか、大人なのか子供なのか、
あの世なのかこの世なのかもわからない、居場所がなく未成熟なまま生きる少年達を想像しながら 描き続けています。
彼らは作品の中でただ存在し続けています。そこに佇んでいます。
彼らは常に少し怯えています。瞳はどこを見ているのかわかりません。
強い眼差しで見つめているのか、それとも虚に何も見ていないのか。
その眼差しは、もしかしたら極東の片隅に生きる僕たち自身の眼差しかもしれない。
そう感じながら、絵画・アニメーションにおいて、私は彼らを描いています。